(アニメ感想) 進撃の巨人 第25話 「壁」
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投稿者・ピッコロ
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多くの謎が解明されないままの引き・・・エレンが感情の赴くままにアニを殺してしまって結局真実が分からぬままという結末は想像していましたが、まさか自身の体を硬化し秘密を保持しようとするとは・・・なかなかに狡猾ですね。まあしかし、何も解決しなかったからこそ二期への期待感が高まるのでしょう。なんだか最後までこの作品にしてやられたという感じでございます。
それにしても、エレンとアニの巨人対決は壮絶を極めました。何を一番に考え戦うのか!?という両者のせめぎ合いはまさに今回の物語の大きなテーマであったと思います。「何かを変えることが出来る人間がいるとすれば、それは大事なものを捨て去ることの出来る人。人間性さえも捨てて・・・」はアルミンの言葉でございました。なるほどきっとアニにはそれが出来るのでしょうね。
彼女がどういう目的を持っているかは不明ですが、それを達成するためにはかつての仲間を殺すことさえ厭わないという覚悟あり、その冷徹さとはまさに「化け物である」と言えるでしょう。だが、肉体やその精神でさえも「化け物」にならねば「何かを変えることは出来ない」・・・エレンに突きつけられていたのはその覚悟があるか?ということなのです。
この問いに対してエレンも一時は別のアプローチにてその覚悟を示したように見えました。それは己の「情念」に身を任せる覚悟。つまり「巨人を強く憎しみ殺したい」という強い意志。そんな恨みの業火にその身を包み、巨人を駆逐するという明確な目的意識が芽生えたかのように見えたのです。しかし、寸前のところでその覚悟は潰えてしまいました。
それはまさにエレンの「危うさ」というものを象徴するようなシーンであったと思います。アニの涙に憎しみの熱はすっかり冷まされてしまった・・・強い情念によって引き起こされた衝動はこうも簡単に萎みもするのです・・・エレンの巨人化を兵器とするならば、時には大きな効果を発揮するが、ある場面においてはまるで役に立たない無用の長物と化してしまう・・・これでは使い物になりませんね。た
ではエルヴィンやリヴァイなどはどうなのだろうか?彼らは明確な目的意識によって徹底した合理主義を貫いています。その合理性とは「多くの人類が生存する道を選択する」という前提によって貫かれているものです。そのためならば味方の死も厭わない・・・と言うとアニと共通している部分はあるかもしれませんね。
しかしそのように冷徹に見える態度も課せられた使命の責任の大きさを理解し「何が必要で何を捨てるか」という選択を数多くの局面において行ってき末に行きついた結論で、それでもそうして突き進む道が正しいものとは誰も言い切れないところがこの世界の残酷なところなのでしょう。しかし止まることは許されない、望む望まないに関わらず常に選択を迫られその都度答えを出し続けなければならないのです。それがこの世界で生きるということであると結論づけたところで一端物語は終幕しました。
最後に・・・一大センセーションを巻き起こしたこの作品について、この盛り上がりの理由について分析したいところですが一般層まで巻き込んだここまでの盛り上がりは想像を超えるもので、正直全くもってこの現象については私自身も分析しかねています。ただ一つ言えることは、練りに練りこんだキャラ設定によって繰り広げられた濃密な登場人物達が織りなす人間ドラマというものが多くの人の心を掴むに十分なものだっだろうとは勝手に想像しています。畢竟、主題は「巨人」ではなくあくまでも「人間ドラマである」というところにしっかりと根を下ろし物語を回し続けたことが、濃密な味わい深さを加味し続けたのだと確信しております。
まあその辺りも含めて「進撃の巨人とは何だったのか?」というテーマで10月2日(水)21時半からネットラジオを放送するので興味のある方は是非聞いて下さいませ・・・などという宣伝っぽいものに触れたところで、今回の感想は締めくくりたいと思います。
<「進撃の巨人とは何だったのか?」最終回特集~! ・・・「ピッコロのらじお♪」は10月2日(水) 21時30分より放送予定>
10月2日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」では最終回を迎えた夏アニメを特集します<物語>シリーズ セカンドシーズン、タンガンロンパ、進撃の巨人、とある科学の超電磁砲等、大いに語りましょう~!!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
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それにしても、エレンとアニの巨人対決は壮絶を極めました。何を一番に考え戦うのか!?という両者のせめぎ合いはまさに今回の物語の大きなテーマであったと思います。「何かを変えることが出来る人間がいるとすれば、それは大事なものを捨て去ることの出来る人。人間性さえも捨てて・・・」はアルミンの言葉でございました。なるほどきっとアニにはそれが出来るのでしょうね。
彼女がどういう目的を持っているかは不明ですが、それを達成するためにはかつての仲間を殺すことさえ厭わないという覚悟あり、その冷徹さとはまさに「化け物である」と言えるでしょう。だが、肉体やその精神でさえも「化け物」にならねば「何かを変えることは出来ない」・・・エレンに突きつけられていたのはその覚悟があるか?ということなのです。
この問いに対してエレンも一時は別のアプローチにてその覚悟を示したように見えました。それは己の「情念」に身を任せる覚悟。つまり「巨人を強く憎しみ殺したい」という強い意志。そんな恨みの業火にその身を包み、巨人を駆逐するという明確な目的意識が芽生えたかのように見えたのです。しかし、寸前のところでその覚悟は潰えてしまいました。
それはまさにエレンの「危うさ」というものを象徴するようなシーンであったと思います。アニの涙に憎しみの熱はすっかり冷まされてしまった・・・強い情念によって引き起こされた衝動はこうも簡単に萎みもするのです・・・エレンの巨人化を兵器とするならば、時には大きな効果を発揮するが、ある場面においてはまるで役に立たない無用の長物と化してしまう・・・これでは使い物になりませんね。た
ではエルヴィンやリヴァイなどはどうなのだろうか?彼らは明確な目的意識によって徹底した合理主義を貫いています。その合理性とは「多くの人類が生存する道を選択する」という前提によって貫かれているものです。そのためならば味方の死も厭わない・・・と言うとアニと共通している部分はあるかもしれませんね。
しかしそのように冷徹に見える態度も課せられた使命の責任の大きさを理解し「何が必要で何を捨てるか」という選択を数多くの局面において行ってき末に行きついた結論で、それでもそうして突き進む道が正しいものとは誰も言い切れないところがこの世界の残酷なところなのでしょう。しかし止まることは許されない、望む望まないに関わらず常に選択を迫られその都度答えを出し続けなければならないのです。それがこの世界で生きるということであると結論づけたところで一端物語は終幕しました。
最後に・・・一大センセーションを巻き起こしたこの作品について、この盛り上がりの理由について分析したいところですが一般層まで巻き込んだここまでの盛り上がりは想像を超えるもので、正直全くもってこの現象については私自身も分析しかねています。ただ一つ言えることは、練りに練りこんだキャラ設定によって繰り広げられた濃密な登場人物達が織りなす人間ドラマというものが多くの人の心を掴むに十分なものだっだろうとは勝手に想像しています。畢竟、主題は「巨人」ではなくあくまでも「人間ドラマである」というところにしっかりと根を下ろし物語を回し続けたことが、濃密な味わい深さを加味し続けたのだと確信しております。
まあその辺りも含めて「進撃の巨人とは何だったのか?」というテーマで10月2日(水)21時半からネットラジオを放送するので興味のある方は是非聞いて下さいませ・・・などという宣伝っぽいものに触れたところで、今回の感想は締めくくりたいと思います。
<「進撃の巨人とは何だったのか?」最終回特集~! ・・・「ピッコロのらじお♪」は10月2日(水) 21時30分より放送予定>
10月2日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」では最終回を迎えた夏アニメを特集します<物語>シリーズ セカンドシーズン、タンガンロンパ、進撃の巨人、とある科学の超電磁砲等、大いに語りましょう~!!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
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