(アニメ感想) アウトブレイク・カンパニー 第2話 「萌えるお世話係」

投稿者・ピッコロ
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神聖エルダント帝国皇帝ペトラルカ・アン・エルダント三世への謁見を無事(?)に済ませ、総合エンタメ商社<アミュテック>の活動許可を直々に得た慎一。具体的な指示を的場に問うものの、「ぶっちゃけ、我々にもよく分からないんだよ」という如何ともしがたい答えが…。ひとまずエルダントの人々が熱狂するような作品選びをしつつ、ミュセルへの日本語教室を行って過ごしていたところへ、ペトラルカが視察にやってくる。

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ISの感想に現を抜かしてこの作品の初回の感想を書けなかったピッコロでございます。正直、そのことをこの一週間ずっと後悔しておりました。放送前にどうせよくある萌えが一杯のファンタジー作品だろと誤解していたことも含めて・・・いや、それぐらいに一話の出来は秀逸でございました。まあ元々私が、異文化交流というファンタジー作品では珍しくないファクターが好みだったと言うのもあるのでしょうけどね。
しかしファンタジー世界でオタク文化を広めるという、ややぶっ飛んだ使命を持つ主人公ですが、自宅警備員で人に対人に苦手意識を持ちながらも意外と慣れない環境になじんでいるのは不思議であります。まあ生真面目であるから、与えられた役割に一生懸命になってちょっと無理しているのかもしれませんね。そういう生真面目さ故に傷つき人に不信感を抱くようになってしまったとも言えますが・・・。ですから、この度の任務は主人公がかつて失った自尊心を取り戻す機会でもあると言えますね。
ただ、そこに到達するまでには多くの壁が待ち構えているでしょうね。例えばこの世界の身分制度について主人公は疑問を呈していました。「僕たちの文化には身分の差はなく、自由や博愛や平等が僕たちの文化の基本」とも話していました。だからペトラルカにはその文化を理解して欲しいと伝えていたわけですが、現実問題としてその「文化の基本」は必ずしも守られていないということは皆様も周知のとおりです。
身分制度はなくとも差別は存在します。博愛の精神が前提にあっても争いは絶えません。平等な社会を謳っていても格差は存在するものです。主人公もそのような現実は痛いほど理解しているはずなのです。ファンタジー世界への誘いは、ある意味逃避への誘惑だと私は感じていました。そこには現実よりもきっと美しい理想郷に違いないという期待があり、汚い現実の世界から脱してそんな幻想に浸りたいという心の作用の欲求だと個人的には考えています。
ところがこの作品が映し出した幻想世界とは、確かに現実とは違い魔法なども存在している夢のような世界ですが、身分制度や差別が存在しているという現実的な問題も孕んでいました。まさに「その幻想を打ち砕く!」といった提示の仕方です。しかしそうした諸問題と向き合うことは自然と現実に結び付いているという主人公の物語には共感が出来ます。
私がこの作品にもっと興味を持った部分はそこですね。オタク文化に造詣が深い意外にとりたてて能力のない主人公が今後この世界の人々の心をどう開いていくのか?それは現実世界で生きていくための大きなヒントが隠されていそうですね。
<最後の大物「ヴァルヴレイヴ」が始まったぜ!!・・・「ピッコロのらじお♪」は10月16日(水) 21時30分より放送予定>
10月16日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」では10月より放送を開始した秋の新作アニメをレビューします!境界の彼方、凪のあすから、IS<インフィニット・ストラトス>2、キルラキル KILL la KILL、WHITE ALBUM 2、はじめの一歩 Rising、黒子のバスケ 第2期、機巧少女(マシンドール)は傷つかない、革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン等、大いに語りましょう~!!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/rin20064/52354033
しかしファンタジー世界でオタク文化を広めるという、ややぶっ飛んだ使命を持つ主人公ですが、自宅警備員で人に対人に苦手意識を持ちながらも意外と慣れない環境になじんでいるのは不思議であります。まあ生真面目であるから、与えられた役割に一生懸命になってちょっと無理しているのかもしれませんね。そういう生真面目さ故に傷つき人に不信感を抱くようになってしまったとも言えますが・・・。ですから、この度の任務は主人公がかつて失った自尊心を取り戻す機会でもあると言えますね。
ただ、そこに到達するまでには多くの壁が待ち構えているでしょうね。例えばこの世界の身分制度について主人公は疑問を呈していました。「僕たちの文化には身分の差はなく、自由や博愛や平等が僕たちの文化の基本」とも話していました。だからペトラルカにはその文化を理解して欲しいと伝えていたわけですが、現実問題としてその「文化の基本」は必ずしも守られていないということは皆様も周知のとおりです。
身分制度はなくとも差別は存在します。博愛の精神が前提にあっても争いは絶えません。平等な社会を謳っていても格差は存在するものです。主人公もそのような現実は痛いほど理解しているはずなのです。ファンタジー世界への誘いは、ある意味逃避への誘惑だと私は感じていました。そこには現実よりもきっと美しい理想郷に違いないという期待があり、汚い現実の世界から脱してそんな幻想に浸りたいという心の作用の欲求だと個人的には考えています。
ところがこの作品が映し出した幻想世界とは、確かに現実とは違い魔法なども存在している夢のような世界ですが、身分制度や差別が存在しているという現実的な問題も孕んでいました。まさに「その幻想を打ち砕く!」といった提示の仕方です。しかしそうした諸問題と向き合うことは自然と現実に結び付いているという主人公の物語には共感が出来ます。
私がこの作品にもっと興味を持った部分はそこですね。オタク文化に造詣が深い意外にとりたてて能力のない主人公が今後この世界の人々の心をどう開いていくのか?それは現実世界で生きていくための大きなヒントが隠されていそうですね。
<最後の大物「ヴァルヴレイヴ」が始まったぜ!!・・・「ピッコロのらじお♪」は10月16日(水) 21時30分より放送予定>
10月16日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」では10月より放送を開始した秋の新作アニメをレビューします!境界の彼方、凪のあすから、IS<インフィニット・ストラトス>2、キルラキル KILL la KILL、WHITE ALBUM 2、はじめの一歩 Rising、黒子のバスケ 第2期、機巧少女(マシンドール)は傷つかない、革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン等、大いに語りましょう~!!
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ランスロット
No title
おはようございます。
この作品は、ただの萌えメインではないのですよね。
主人公がどう世界に関わっていくのかは、すごく気になります。
2話を見て、最初とイメージが変わりましたが、
良い方向へ、面白くなってきたと思います。