(アニメ感想) 蟲師 特別篇 「日蝕む翳」
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投稿者・ピッコロ
![]() | 蟲師 愛蔵版(1) (アフタヌーンKCデラックス) (2013/11/21) 漆原 友紀 商品詳細を見る |

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確か以前にアニメが放送されていたのは今から8年ぐらい前のことだったと記憶しております。あの時期は放送される深夜アニメの本数が急激に増え始めた頃で、その中では極めて異質な作品であったように思います。毎回一話の放送を観ただけで魂を抜かれたような気分になり、その後必死に気持ちを立て直して考察記事を書いていました。
私にとってはとても思い入れの強い作品。それがこの時期に一話だけ特別に放送されることも驚きでしたが、4月から新シリーズとしてアニメ化されることには大きな衝撃を受けております。大変喜ばしいことです。ちなみに4月から6月までの1クールと、10月から12月までの1クールという変則2クール放送となっております。4月が待ち遠しい・・・。
さて、今回の特別編はかつて原作が連載されていたアフタヌーンで最近掲載されたお話しをアニメ化したものです。これの前篇が2013年11月25日発売の1月号に掲載されいたことを考えるとアニメ化と原作はほぼ同時進行で作られていたと考えるのが自然でしょうね。恐らく4月のアニメ化に向けて宣伝的な意味合いが含まれているのでしょうが、原作者とアニメスタッフの関係も相変わらず良好のようです。この調子で続章も「幸せなアニメ化」を継続してもらいたいものですが・・・。
と話しが逸れましたね。本編については割とオーソドックスなそれこそ民間の伝承にあるようなとてもシンプルな構成で、蟲師を初めて観るような方にはとっつきやすいお話しだったと思います。日蝕という現象はそれこそ昔の人々にとっては超常現象の類に映っただろうし、しかも太陽は日本人にとっても神格化の対象となるほど有難い恵みであって、これが阻害されるという現象にはまるで世界の終わりであるような絶望感が襲ったのだろうことは想像に難くありませんな。
そこにあって当たり前の存在ではあるが、常に自身の生きる糧として輝き続けるもの・・・。その事を決して共生出来る存在ではない「奇妙な隣人」であるところの「蟲」によって突きつけられたというのは何とも不思議な物語性であるなと感じました。
ただ「共生」という概念も人の一方的な思い込みに過ぎないのかもしれないですね。例えば太陽の光や風といった自然現象はあるがままの営みであって、それは人が存在しようとしまいとずっと継続していくものでしょう。それに一方的な思い入れを持ち、「共生」や「神格化」といった意味づけを行うのは人の勝手と言えるかもしれません。
その意味で言うと「蟲」のほうが余程人に寄り添っていると言えるかもしれません。互いに影響し合っている節もありますし、少なくとも自然と人の関係のような一方通行な存在ではないことは確かでしょう。だからギンコがかつて話した「蟲とは奇妙な隣人である」という言葉がしっくりくるのです。
そう、今回は蟲という存在の抽象性を端的に示した物語。自然と人との関係。そして人と蟲との関係。その対比によって実に様々なことを考えさせられました。また4月から始まる続章に向けてのおさらいとしても実に分かりやすい特別編でございます。いや、ほんとに4月が楽しみ!
<1月スタートの新作アニメレビュー第一弾!!・・・「ピッコロのらじお♪」は新年初の放送!1月8日(水) 21時30分より放送予定>
1月8日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」では1月より放送を開始した2014年冬季の新作アニメを徹底レビューします!絶滅危愚少女、蟲師、バディ・コンプレックス、熱風海陸ブシロード、最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。、ノブナガン、ウィッチクラフトワークス、スペース☆ダンディ、ノラガミ、ノブナガ・ザ・フール、とある飛空士への恋歌等、大いに語りましょう~!!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
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私にとってはとても思い入れの強い作品。それがこの時期に一話だけ特別に放送されることも驚きでしたが、4月から新シリーズとしてアニメ化されることには大きな衝撃を受けております。大変喜ばしいことです。ちなみに4月から6月までの1クールと、10月から12月までの1クールという変則2クール放送となっております。4月が待ち遠しい・・・。
さて、今回の特別編はかつて原作が連載されていたアフタヌーンで最近掲載されたお話しをアニメ化したものです。これの前篇が2013年11月25日発売の1月号に掲載されいたことを考えるとアニメ化と原作はほぼ同時進行で作られていたと考えるのが自然でしょうね。恐らく4月のアニメ化に向けて宣伝的な意味合いが含まれているのでしょうが、原作者とアニメスタッフの関係も相変わらず良好のようです。この調子で続章も「幸せなアニメ化」を継続してもらいたいものですが・・・。
と話しが逸れましたね。本編については割とオーソドックスなそれこそ民間の伝承にあるようなとてもシンプルな構成で、蟲師を初めて観るような方にはとっつきやすいお話しだったと思います。日蝕という現象はそれこそ昔の人々にとっては超常現象の類に映っただろうし、しかも太陽は日本人にとっても神格化の対象となるほど有難い恵みであって、これが阻害されるという現象にはまるで世界の終わりであるような絶望感が襲ったのだろうことは想像に難くありませんな。
そこにあって当たり前の存在ではあるが、常に自身の生きる糧として輝き続けるもの・・・。その事を決して共生出来る存在ではない「奇妙な隣人」であるところの「蟲」によって突きつけられたというのは何とも不思議な物語性であるなと感じました。
ただ「共生」という概念も人の一方的な思い込みに過ぎないのかもしれないですね。例えば太陽の光や風といった自然現象はあるがままの営みであって、それは人が存在しようとしまいとずっと継続していくものでしょう。それに一方的な思い入れを持ち、「共生」や「神格化」といった意味づけを行うのは人の勝手と言えるかもしれません。
その意味で言うと「蟲」のほうが余程人に寄り添っていると言えるかもしれません。互いに影響し合っている節もありますし、少なくとも自然と人の関係のような一方通行な存在ではないことは確かでしょう。だからギンコがかつて話した「蟲とは奇妙な隣人である」という言葉がしっくりくるのです。
そう、今回は蟲という存在の抽象性を端的に示した物語。自然と人との関係。そして人と蟲との関係。その対比によって実に様々なことを考えさせられました。また4月から始まる続章に向けてのおさらいとしても実に分かりやすい特別編でございます。いや、ほんとに4月が楽しみ!
<1月スタートの新作アニメレビュー第一弾!!・・・「ピッコロのらじお♪」は新年初の放送!1月8日(水) 21時30分より放送予定>
1月8日(水)21時30分から放送の「ピッコロのらじお♪」では1月より放送を開始した2014年冬季の新作アニメを徹底レビューします!絶滅危愚少女、蟲師、バディ・コンプレックス、熱風海陸ブシロード、最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。、ノブナガン、ウィッチクラフトワークス、スペース☆ダンディ、ノラガミ、ノブナガ・ザ・フール、とある飛空士への恋歌等、大いに語りましょう~!!
当日は掲示板も設置しリスナーさんも自由に意見が交換出来るスペースを設けますのでどうか気軽に参加して下さいませ。
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