（アニメ感想） がっこうぐらし 第2話 「おもいで」

相変わらず、公式HPとOPが詐欺なのは仕様なのですかい？もう我々をだます必要はないのでそろそろ変更したほうがいい気がするのですが、何かこだわりがあるのでしょうかね？

ただ、ホラー好きの視点から言わせて頂くと、この作品の萌えとグロが奇妙な形で融合している作風というのは決して間違いではないのですよね。

例えばホラー作品のあるあるネタとしては、オープニングでとても爽やかで、あるいは穏やかな雰囲気の日常を見せておいて、突然残酷な描写によって非現実が訪れるというものがあります。

そのギャップによって視聴者は何倍もの精神的ダメージを受けるわけですね。また、可愛いものや美しいものとグロテスクをあえて同居させることによって、その両方の要素がより際立つという演出方法もあり、それは「がっこうぐらし」という作風とも一致するところではありますね。


ところで私が現在のところ気になっているのは、由紀が相変わらずこの恐ろしい現実を受け入れていないということです。周囲の女の子達も、彼女の偽りの日常を守ろうとしている節がありますが、近い将来却ってこのことが不幸を招くような予感がしてならないんですよね。

ゾンビ映画と言えば、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」が有名で後に多くの作品に影響を与えています、数人の男女がショッピングモールに立てこもり、ゾンビとの危険と隣り合わせの毎日を送っているというお話しでご存じの方も多いかもしれません。

この作品でもっとも重要なのは、ゾンビよりも人間ドラマです。閉鎖された空間で共同生活を送る男女・・・当然色々なことが起こるわけで、異常な状況におかれた人の心理というものがよく描かれているわけです。


そうしたことを踏まえると、「がっこうぐらし」における由紀達の日常は何とも緊張感のないものですが、私は今後この日常が非日常へと浸食されていくのではないかと考えています。何せ、ゾンビを倒すという汚れ仕事を請け負っているくるみが気がかりなんですよね。

まず先に正気を失うとしたら、くるみや先生からという気がしてなりません。それともう一つゾンビものの要素としてゾンビに噛まれたり、傷つけられた人間もゾンビ化するというものがあります。彼女達が今後無傷でいられるという保証はありません。

となるとやはり・・・。まだ幾つかの爆弾が仕掛けられている気はしますね。きっとそのたびにネットで話題になるでしょう。そういう意味ではツイッターやニコニコで盛り上がれるこの時代と実に相性のいい作品と言えそうですね。

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