(アニメ感想) 六花の勇者 第12話 「解明の時」

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投稿者・ピッコロ




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<あれ?結界発動の儀式ってアドレットがいないと成り立たないものだった?>

犯人が確定しました。七人目は大方の予想通り、ナッシュタニアでありました。なるほど結界の祭壇での一幕には意味があったわけです。

全開の感想でも触れましたが、取り乱したふりをして石板を破壊したのは、結界の発動か証拠隠滅のどちらかであると考えていましたので、やはりと言う感じです。

しかしここで疑問だったのは、アドレットが結界解除の方法として行ったことが実は結界発動の一連の儀式の一つであったのですけど、これはナッシュタニアの意図したものだったのですかね?

となるとアドレットが宝剣を握って血を滴らせるという行為と姫の石板破壊という連携によって結界は発動したことになりますが、アドレットがそのような行動を取るとナッシュタニアはなぜ予想できたのでしょうかね?

もしくは、宝剣がすでに刺さっていたので血を滴らせる儀式はナッシュタニアがすでに済ませていたのかもしれませんけど・・・。ただこれらの一連の儀式は同時に行わなければならないとなるとまた話しが違ってきますね。ともかく少し不思議でございました。


<七人目はなぜハンスを警戒し、ゴルドフは何を言ったのか?>

しかしナッシュタニアはなぜハンスを警戒していたのでしょうね? アドレットはお人よしだし、モーラは脳筋、チャモは基本他者に興味を示さないし、ゴルドフは姫に夢中、フレミーは精神不安定だし・・・あっ確かに役に立ちそうなのはハンスしかいない。

実際、アドレットは信じられると真っ先に確信したのはハンスでしたし、最終的には予備の石板まで探してきた。野生の勘の鋭さだけでなく、合理性も兼ね備えているんですよね。それはおそらく殺し屋という職業上培われたものなのだと思います。

モーラの場合も合理性を遵守しようとしていますが、残念ながら思考の柔軟性はないのですよね。それゆえにアドレットが犯人だと思い込ませると、何を言われたってアドレット犯人説に結びつけてしまう、ミスリードを先導する存在として機能してしまったわけです。まさにナッシュタニアの思惑通りだったのでしょうね。


そしてナッシュタニアのセリフで一つ気になることがありました。本来彼女はゴルドフに全てを打ち明けるつもりだったが「あんなことを言ったからやめた」と話してしましたね。「あんなこと」とは一体なんなのでしょうか?

もしかするとこれまでの回でそんな言葉が聞かれていたかもしれませんが、残念ながら失念していまして・・・。まあしかし、姫に言われた瞬間ゴルドフが頬を赤らめていたところから察するに、きっと恋愛がらみの発言なんでしょう。

でもその発言を聞いて、ナッシュタニアが連れていく気がなくなったというのは気になりますね。直球で「結婚してくれ!」と懇願したとか?しかし、姫の反応からしてゴルドフが後ろめたさを感じるような発言だったのかもしれません。

だとしたら、アドレットへの嫉妬心を露わにするような発言だったのか・・・うーん二人のみぞ知るといったところですね。


<ナッシュタニアの理想は国家の戦略?それとも個人的な想いが動機なのか?>


今回犯人が確定したことでむしろ謎が深まりました。原作既読者の話しによると今回までのお話しで一巻分、そして原作の方は現在六巻まで出ているらしいので、そういう意味ではアニメ1クールはまだまだ序盤ということになります。ですから、ナッシュタニアの動機については現在提示されている情報のみでは推察出来るまずもないだろうという結論に達しました。

それでもあえて考察するならば、私は彼女が話した「凶魔と人間が平和に暮らせる世界を願っている」は恐らく本気だろうと考えています。アドレットの村のように凶魔側から何か交換条件を持ちかけられた上での国レベルの関与も疑いましたけど、これはナッシュタニア個人の意志なのだろうと想像しています。

というのももし国家レベルの関与であれば、この段階でナッシュタニアが真実を明かすのはあまり得策ではないと考えるからです。それこそ六花の勇者本人達から、今回のような真実が話されることになればやはりピエナ王国も裏で画策しづらくなると思うのですよね。

問題はなぜナッシュタニアが現在のような考えに至ったかですが、これに関してはさっぱりです。彼女の生い立ちについての情報がもう少し明らかになると考察もしやすくなるんですけどね・・・。考えられるとしたら、例の統率者に何か吹きこまれたとか、幼い頃から凶魔と何からの関わりがあったとかでしょうか・・・。

そう言えば、魔神についての詳しいことはこの作品ではあまり語られていませんね。そもそもこれを打ち倒すために六花の勇者が結成されたわけですが、実に謎に満ちた存在であります。実は六花の勇者の中でフレミーはその魔神についてもっとも詳細な情報を持っているはずなんです。仮に二期があるとしたらその辺りついては語られることでしょう。もしかすると、ナッシュタニアもその魔神についての秘密を何か知る存在なのかもしれませんね・・・。

<最終回なのにすっきりしない・・・そして今度は八人目が・・・>

最終回を迎えたのに、また話しが振り出しに戻ったのには少々モヤモヤしました。新たな勇者が出現したことで更に謎が深まったのですから仕方がないですね。しかしもっと根源的な謎もあるのですよ。そもそも凶魔とは何なのか?彼らがなぜ人々を襲うのか?

凶魔の中には人と同等かそれ以上の知能を持った者達もいるようなので、人々を敵視するにはそれなりの理由があると思うのです。単純に領土を拡大したいだけのか?それならなぜ人との共生の道を選ばないのか?・・・まあその辺りはナッシュタニアの動機にも繋がってきそうなんですけどね。

この作品は我々に多くの情報を提示することはありませんでした。しかし、この手のファンタジー作品には「王道」がございまして、それこそ国産RPGやラノベ作品などで散見されるものですけど、受け手がそれらの「型」に嵌めて見るように仕向けていたところが何とも巧妙でございましたね。

そうしたあらゆる先入観を逆手にとった展開によって大きな衝撃がもたらされました。二期があるのなら是非見たい。ですから、原作には今後も手を出さないでおこうと思います。最終回は作画も怪しかったけど、1クール十分に楽しませてもらったので満足です。

<シャーロット最終回目前考察!・・・9月23日(水)22時より一週間のアニメ感想を語るラジオ「ピッコロのらじお♪」を「ねとらじ」にて放送!!>

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評価 ★★★ キライなんてキライ~♪               

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No title

いいえ、あれはナッシュタニアが意図したものではありません
アドレットが宝剣を握って血を滴らせたのは彼女にとって予想外です
本来ならナッシュタニアが自分でやる計画でした
儀式の前半部分が一般的な結界の張り方と同じ物だったんでたまたまそうなりました

ナッシュタニアの動機については原作でもまだ完全には明かされてはいません
まだまだ謎が多いです
ただ彼女の告白には一遍の嘘いつわりもありません
本気で凶魔との和睦を望んでいます


No title

最後にもう一つだけ
ロロニア登場でこの作品の主要キャラが全員そろいました
勇者の偽物はあとひとりだけで残りは全員正真正銘本物の勇者です
要するに最初から偽物は二人いたって事です

No title

>ユウさんへ

いつもコメントありがとうございます。そうなんですね、アレはナッシュタニアの想定外の行動だったわけですか。となると、彼女がその後不自然な行動に出た理由の説明がつきますわ。

予想外のアドレットの行動が結界を発動させる条件の一つだったことで、彼女は取り乱したフリをして儀式を完遂する必要があったと・・・。受け手にとってはむしろそれが分かりやすい伏線として機能していましたが、トリックについての説明がつかなかったもので犯人はほぼ予想できても、謎を引張り続けられたという実にうまい構成でごさいます。

ナッシュタニアの告白については私もわりと本気なのだろうと考えています。ただその動機は原作でも不明に以上、現段階では考察も難しいですね。

No title

>ユウさんへ

>勇者の偽物はあとひとりだけで残りは全員正真正銘本物の勇者です

なるほど、今後もまた偽勇者が増えるのかと少し憂鬱になりましたがそれだと少し安心です(苦笑)。しかしもう一人の偽物のおかげで、また考察をし直さなくなりました。仮にロロニアが本物だとしたら、ナッシュタニア意外の誰かが嘘をついてたということになりますから、これはさらに質が悪いですな。

原作を読みたいのですが、記事にも書いてある通りアニメ二期を期待してしばらくは我慢したいと思います。

これまでの記事で多くのコメントを頂きありがとうございました。おかげさまで視野が広がり考察がとても楽しめました。今後ともよろしくお願いいたします

No title

>しかしナッシュタニアはなぜハンスを警戒していたのでしょうね? 

最初からハンスが凄腕の殺し屋という事も知っていたのかもしれませんよ。
今となっては「殺し屋って何ですか?」とか白々しすぎて笑えますしw
それにあの中で一番頭が切れそうなのは会話からわかりますしね。

>「あんなこと」とは一体なんなのでしょうか?

多分ですけど、アドレットへの嫉妬から、アドレットを擁護するナッシェタニアに逆らった事じゃないでしょうか?
自分の言葉に常に完全に従うなら真実を教えていたけど、感情で自分に逆らう奴は信用できないと。
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