(映画アニメ感想記事)※ネタバレあり! 劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン 

dj f maru
投稿者・フォルテ

ネタバレ注意です!下に感想記事ありますので映画見て、僕の感想に興味ございましたらお進みください
TV版も好きで、特に下手をしたら過去に奥にある限りで一番泣いてしまった寿命が近い母親が娘の未来の誕生日ごとに手紙を届けるのを依頼したお話の家の娘さんがおばあちゃんになり、天寿を全うしたあとにそのお孫さんがヴァイオレットが代筆した手紙を見てヴァイオレットの痕跡を追う形がまず一つの視点からTVのその後やあの世界での事変や時代の流れで変わっていく文化(ドールの仕事がなくなっていたり)変わるけども言葉や人々の営みなど変わらないものがあるって描かれかたされていたように思います。

まとめてはうまく記事にできないので分割していこうと思います。

1 世界観と時代の変化

まずは、間が空いていたので忘れかけていましたがこの世界は大きな戦争の戦後割とすぐのお話でなおかつ本編では描かれなかった戦争の爪痕(当事者たちの心含め)少年兵として従軍していたヴァイオレットや戦後姿くらませたギルベルト含め民間レベルでも癒えない傷があった事の再確認させられました。

その上で戦後、技術や教育が行き届くようになり冒頭の未来の時系列ではドールの職業はなく歴史上の1ページになっているというのが感慨深いです。

劇中では依頼人の少年の最後の依頼を手紙でなく電話で伝えるってのがコミニケーションの伝え方が変わっていく様をよく表していたように思います。

例えば現代でいうと2000年代初頭あたりはまだパソコンが広く普及する前で日本でもまだ手紙の時代だったと思うのですが現在は日常にスマホやパソコンが広く普及し我々の世界でも手紙という連絡手段は早くないし利便性考えると使う機会は少ないと思います。そう当てはめるともっと未来ではどうなってるのかなーと



2 ヴァイオレットの人間関係の変化とギルベルトの話

ヴァイオレットは戦災孤児で言葉や文字もわからない出生でギルベルト兄に拾われ、少年兵として従軍、その時は感情というものを理解するほど見識がなかったため、ギルベルトの「愛している」の意味を理解できなかったのですが戦後、郵便局勤務になりドールの仕事を知りそこで理解できなかった言葉の意味を知るため業務を通して人の心を理解し心を伝える存在となって行ったTV版で、「愛してる」を伝えたい相手が生きていたのでそれを伝えに行く。

ってのが、かみ砕いた前置きですけども個人的に一番印象が変わったのはギルベルト兄で、彼女を道具としか見ていなかった彼が彼女の行動を通して人間として認識改め、謝罪とは違うけど態度や行動が顕著に変わったキャラクターでした。

逆に安定していたのが社長で、彼女の上司でありある種の後見人で作中で言われてますが過保護気味ですが友人からああいう風に任されたらこうもなろうって気もします。 彼の言動見てると「子離れ」っていう物が一つテーマにあったのかも?最終的に仕事片付けて郵便局やめて島に渡ったわけですから彼は善玉の父性的ポジションなのかもです。

新たな人物としては病気でこの世を去るまじかの少年の依頼、お子様割とかサムズアップや指切り、融通の利く彼女の一面を描きつつ、今まで学んだドールとしてのお仕事の僕らの見れる最後の仕事だったと思うのですがこれまでの経験があるし彼女自身揺れてるからこそ、彼の依頼は、生きてるうちしか誰かに思いを伝えることができないし、それが上手くできないと後悔するぞって伝わるエピソードだったと思います。

それから、戦争の当事者であり被害者でもあるギルベルト、彼は名前もなかった彼女に名前と知識を与え人間のように扱いはしたものの結局は兵器として使っていたという自責の念から生存報告もせず、ひっそりと孤島で教員やっていましたが控えめに言って意気地なしな印象を受けました。 少なくともヴァイオレットに自我の芽生えや「愛している」などの言葉送って、彼女が会いに来てるのに彼女に会うと過去の罪から目をそらせたい意識なのか面会拒否したり人間誰でも思い出したくない事もあるだろうし背負いきれないこともあると思いますがそれでも自分を死んだ人間として責任逃れしてるように見えてしまいました。

ですが兄を通してヴァイオレットの手紙を読んで最後は全力ダッシュしてくれる位の男気?見せてくれたり(ヴァイオレットはやると思ったけど船からダイブしたり)で再会できてよかった。

この作品は何もなかった少女に、名前と知識や思い出という祝福をギルベルトが与えそのあと自力で歩き出した後に、ヴァイオレットが戦争で傷ついたギルベルトの心に癒しと感謝を手紙で届けてめぐりめぐってまた面と向かって出会いなおした作品なのかなぁと


3 言葉と手紙

やっぱり今回一番思ったのは実感もありますが、言葉だとうまく伝わらなかったり、当たり前になりすぎて言葉で伝え無くなってたりとか、だからこそ手紙ってのは昔は遠くへ自分の言葉を伝ええる効率的手段でも現在では逆に手ものほうが増えるものですし機会も少ないですが普段面と向かって言わないようなことを伝えるための手段として実は効果的かもしれないと再認識したり、気持ちを伝えるのに難しい言葉なんかいらないはずなのにしがらみだったり気持ち的にこんがらかっちゃう事がある。

そこをこの作品は丁寧に描いて、相手との対話のツールとしての側面といつの時代も言葉の掛け合いの大事さは変わらないという感想を抱きました。



4 未来の人へ

多分だいたいの人が僕もだけど自分がいなくなった大げさに言ったら100年後の世界とかに目を向ける事ってあまりないと思うのですが(自分のいなくなった後の遺族とか親しい人なら考ええるかもですが)この作品ではヴァイオレットが「愛してる」の意味を知りたい一心と伝えたい相手を思いドールの仕事を通していろいろな人の人生に影響を与え影響を受けて、バタフライエフェクトじゃありませんが色々なところで反響して最終的に歴史上の人物レベルまでなって、んで冒頭のTV版の依頼主の末裔にまで影響及んでたわけです。

個人的に教科書になるような人になりたいとかそういう願望はないんですけども、この作品通して自分は仮に100年後とか意図せずどこかで何か伝わったり何か残せるだろうか?それこそヴァイオレットのように必死に純度の高い気持ちで1つでも物事をなしているか?他者とのかかわりをおろそかにしていないか?など考えが巡りました。

ですが悩んだところでどうせ遠い未来の話なので今できる事を自分にできる範疇で潰れない程度にやってくしかないし、それしかできないけどもどこか遠い未来で、できたら何か伝わったり残るなら良いものを残したい願望くらいはできたかなーと思うくらい心に残りました。

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