(アニメ感想) ストロベリー・パニック 第18話 「愛の嵐」

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秋色に染まる木々をくぐり抜けた先にある静馬の別荘。「もう一人のエトワールの話しを静馬様に聞きたい」、渚砂の胸に募る思い・・・そして渚砂は静馬と共に別荘へと足を踏み入れます。ここを訪れるのは2年ぶりだと話す静馬。封印された全ての想いが今あふれようとしているのでした・・・。二人っきりの別荘・・・もはや何が起きてもおかしくない状況です。「ゆっくりとシャワーを浴びなさい。そして・・・話すわ」、ゆっくりとお話しをする前になぜシャワーを浴びる必要があるのですか?まあ、ある意味、渚砂にも心の準備をする時間を与えているとも言えますね。そして、机に置いてある亡き親友の写真を伏せる静馬・・・もう覚悟を決めたようです

外はひどい嵐。このままではとても帰れそうもないから、今日はここに泊まると話す静馬。まさにクローズドサークルですか。パニングにより思考が停止状態になる、そこへ付け込む静馬の計算高さが光っていました(苦笑)。この嵐も想定の範囲内ってところでしょうか?いや、例え嵐がこなくてもここに泊まることを渚に強要していたことでしょうけど。玉青も気が気ではないでしょうね。「私の」渚砂ちゃんの節操の危機なのです。さあ、どう出る玉青?

静馬は、渚砂をある部屋へと案内します。「今は誰も使っていないわ、あの子が使っていたの・・・」静馬の言葉にはっとする渚砂。もう一人のエトワールの・・・そう、ここはもう一人のエトワール・かおりの部屋だったのです。そして、静馬は静かに話し始めます。かつて彼女の愛した少女・かおりの事を・・・。

かつて、かおりと愛し合った部屋。その時もこんな嵐の夜の日でした。そして、その部屋へと渚砂を連れてきた静馬。これがどういう意味か分からない渚砂ではありますまい・・・。かおりを失ったあの時から静馬の世界は色あせていきました。しかし、全てを変えてくれたのは渚砂。彼女の登場により、静馬の世界は大きく変わりまた自分を取り戻すことが出来たのです。彼女が渚砂がどうしても必要だと言う理由、今さらながらに分かった気がします。

どうしようもなく抑えられない感情がそこにありました・・・。かおりを思い出だし、渚砂にすがりつきただ泣くだけの静馬。そんな彼女を見て激しく心を乱され、動揺した渚砂は屋敷を飛びだしてしまいます。「ごめんなさい、私ではダメなんです」、静馬の心に深く突き刺さる渚砂の言葉。走り去っていく渚砂を静馬はただ見つめることしか出来なかったのでした・・・。

渚砂の想いは複雑です。いつも沈着冷静で決して弱い部分を見せなかった静馬に戸惑ったことでしょう。ただ、それ以上に許せなかったのは、静馬が自分を見てそこに亡くなったかおりの姿を重ねて見られたことなのかもしれません。まるで、渚砂自身の存在を否定するかのような行為は、期待感を募らせていた渚砂にとって大きな裏切りと感じたことでしょう。こうなると静馬が哀れです。今の彼女にとって渚砂は全てです。再び絶望が静馬の元に訪れたのです。私は彼女に同情します。

今回、一つ分かったことは静馬が想像以上に弱い女性だったと言うこと。かおりに依存しすぎていたため、彼女を失った時の反動は大きいものとなりました。変わりになるものを探し続け、ようやくみつけた光、それが渚砂です。そして、今度は渚砂に依存していくのです。こうして常に何かに寄りかかっていかないと生きていけない女・・・それが静馬です。なぜそんな風になってしまったのか?それは今のところ分かりません。複雑な家庭の事情なんかも関係してそうですね。そして、渚砂がその静馬の弱さをどう受け止めていくのか?さらには、玉青の反撃も気になるところです。人間関係が複雑なだけに様々な展開が考えられますが、最終的に渚砂が誰を選ぶのか興味深いですね。まあ、渚砂に男が出来たって言うのが考えられる最悪のエンディングでしょうな(苦笑)。

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