(アニメ感想) うたわれるもの 第22話 「忌まわしき契約」

うたわれるもの 第二巻




とどまることを知らないクンネカムンの進撃。クーヤはついにトゥスクル侵攻を決意し、ハクオロを捕らえるべくアブ・カムゥ隊をトゥクスル城へと向かわせます。それを迎撃するベナウィ達ですが、その力は凄まじくまるで蟻を蹴散らすかのごとく兵士達を皆殺しにしていくハウエンクア達。この状況に、ハクオロは自らが囮となって敵を引き付ける策に打って出ます。しかし、そんなハクオロをいたぶりその行為すら楽しむ狂気に満ちたハウエンクア。その時、ムックルに乗ったアルルゥが現れ、ハクオロを守るべくハウエンクアに戦いを挑むでした・・・。まるで、時間が止まったような感覚さえ覚えます。目前で起こった悲劇・・・それはハクオロ自身受け入れられるものではなかったのです。倒れるアルルゥからおびただしい量の血が流れるのを目の当たりにし、初めて状況を把握するハクオロ・・・。

ハクオロを慕い、守られることに安らぎを覚えていたアルルゥ。ハクオロは彼女にとって何者にも変えがたい存在となっていました。しかし、ハクオロの危機は彼女にとっての危機でもあったのです。恐らくアルルゥの脳裏には、トゥスクル、テオロの身に起こった悲劇が蘇ったことでしょう。絶対にお父さんを守る!決死の覚悟で望んだ戦いに違いありません。しかし、悲劇は繰り返されます・・・そして忌まわしき記憶の断片、それも今一つに繋がろうとしていました。

アルルゥを抱き上げ、絶望するハクオロ。ハウエンクアの狂気は止まりません。もはや、クーヤの「生かして捕らえよ」と言う命も忘れ、二人共々踏みつけるのでした。響き渡るエルルゥの絶叫。その時!ハウエンクアの表情がにわかに歪み始めます・・・。突如現れた異形の者!禍々しいその外見に、負のオーラ・・・それは、ハウエンクアの前でその圧倒的力を示すのでした・・・。

これは、誰の記憶なのでしょうか?とある研究所らしき場所で、白衣を身に纏った一人の男。目の前には、ハウエンクアの前に立ちはだかった、あの異形の者の化石がありました。途中、研究室に入ってきた男は言います、「猿が人へと進化する過程における空白・・・ミッシングリンク。その答えが目の前にあるとしたら?」、これが進化の根源だと言うのです。これがなければ人は永遠に猿のままだったのかもしれないと・・・。そして、途中入ってきたその男の手に握られた銃・・・それは研究室にいた男に向けられていました。知らなくてもいいことまで知ったその男を抹殺しようと言うのでしょう。銃弾は発射され、辺り一面は血の海と化すのでした・・・。

異形の者の前になすすべもなく、恐怖に怯えるハウエンクア。ところで、このアヴ・カムゥ、手をちぎれば血が噴出し、搭乗者も苦痛で顔が歪みますが、神経も共有しているタイプのものなのでしょうかね?乗り込むと言うよりも、取り込まれると言う言葉の方が適当みたいですし、そういう意味ではエヴァと似ているとこがあるのかもしれません。いずれにせよ、この時代には過ぎる代物。過ぎるおもちゃを手にした人間は、時にはハウエンクアのような暴走を引き起こします。それも、その力を遥かに超越する者によって踏みにじられるのですが・・・。

ハウエンクアが逃げ去った後、死んだはずのアルルゥの身にある異変が起きます。「生き返った?」かすかに動くアルルゥの唇。なんと、アルルゥが生き返ったのです。強く抱きしめるエルルゥ・・・しかし彼女の中で、あの時の記憶が蘇ろうとしていました・・・。

そう、あの大地震の時、ハクオロとエルルゥが初めて出会った時、アルルゥはあの日、死んだのです・・・。アルルゥを抱き上げ救いを求めるエルルゥ。これは、ハウエンクアによって殺された時の光景と似ています。そして、その前に現れたのが、あの異形の者でした・・・。異形の者はエルルゥに問います「助けて欲しいか?」と。「アルルゥを助けて!どんなお礼でもします、だから!!」、エルルゥの叫びを聞いた異形の者は言います「ならば、我に汝が全てを捧げよ。その代わり髪一本、血の一滴に至るまでそのけがれなき無垢なる魂を汝が全てを我に差し出せ」と。今、ここに二人の契約が成立しました。そして、アルルゥは生き返るのでした・・・。

エルルゥと異形の者との間でかわされた契約ですが、以前ウルトリィとハクオロが結んだ契約「ウィツァルネミテアの契約」とその内容が酷似しております。「髪一本、血の一滴に至るまで・・・」と。この契約は重要で、これから先にも何度か出てくる話しであります。これ以上はおそらくネタバレになるでしょうから、詳しくは触れませんが、特にクンネカムンとは深く関わってる事なので注目です。

さて、エルルゥは最初から全てを知ル者だった事が判明しました。ハクオロの正体、そして彼女自身の気持ちが何に縛られているのかも・・・。エルルゥが戦いに赴くハクオロを見てどこか不安げな表情だったのは、戦いによって傷つく彼が心配だったと言う意外にも理由があったことが今にしてよく分かります。クンネカムンを無事撃退しましたが、なおも拭い去れない大きな不安。そして、明らかにこの時代とは異なる、研究室での出来事・・・謎は深まりますね。今後畳み掛けるように明らかになる事実・・・我々ここから真のうたわれるものの世界に触れることとなるのです・・・。

うたわれるもの 第一巻


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